泉房穂さんの信念を芯から感じさせられる内容だった。
感想を一言で言えば、こうなる。
1 まず感想
多くの人が読んだら、そう思うだろう。
子どもの為にやっていけば全てが良くなっていく。
泉さんが言っていて、よく聞いていたワードだった。
それは生い立ちから、いろんな思いがあることを知った。
悔しさをバネに。
という人をよく見聞きするけれど、泉さんはまさにその典型例だと思う。
一言で言うとすごい人だ。
⒉知りたくなったこと
さて、いろんな子どものための施策を明石市が先行してやってきた事をたくさん、詳細に紹介してくれたこの本。
すごいなと思うつつ、いくつかの秘密を知りたくなった。
まず一つ目。
自主財源をどうやって調整したのか。
思い切った施策をするにあたっては、かなりの調整をしたのだと思う。職員もかなり増員したみたいだけど、どうやったのかもっと知りたい。
そして二つ目。
働く職員はどんなモチベーションでやっていたのだろうか。
ものすごく高いテンションをずっと保ち続けるのは難しいと思うし、健康保持のための秘訣があるのなら知りたい。
さらに三つ目。
職員間、または住民側と市側の対話はどうやって進めてきたのだろうか。
説得ではなく、納得を求めてやってきたのかなと想像できるのだけど、いろんなことが上手くいっている秘訣はやはり対話があったからではないかと推測している。
⒊なんとなくの仮説
やっぱり試行錯誤して、やれる事をやって、と言う流れの中で、強いトップダウンだけでなく、基礎力を強化した上でのボトムアップも必須になってくるだろう。
国も色々と考えてくれているみたいだ。そんな風に国を動かした明石市のケースはまさにモデルなのかもしれない。
現状をよく見つめて、考えて、情報を収集して、整理して、どうしたら最適な選択ができるのか、そういう機会を多くの人としていくと良いのかもしれないと思っている。