キングダムの漫画が好きすぎて、単行本を何度も読んでしまっています。
ついに60巻を超えて、かなりの超大作になってきた感はある。
この漫画の魅力は、歴史を知るだけでなく、人間関係や組織のあり方についても漫画を通じて学べるところかなと感じています。
そんな中、漫画から一歩出て組織のあり方について分析している本が何冊か出ています。
随分前に出た本でしたが、もう一度読み直してみました。
この本ではリーダーシップとは何かをキングダムファンのとある社長さんが書いた本ですね。
⒈俯瞰力
リーダーに必要なものとして、全体を見る力が不可欠。
仕事においても、漫画の戦いにおいても局地戦が展開されているわけですが、現場の最前線にいる人はその処理に必死になってしまう。
かといって、そこに直接関与しなくても、流れを変えることができないかを考えてみたり、直接介入することで流れを変えてみたり。
そう言ったことを判断するための全体を見る力を発揮している武将は強いし、それをうまくできな場合は負けてしまう。
この時も、いろんな思い込みがあるかもしれないけれど、どこまで冷静に分析できるかも大きな要因になってくる。
一番いけないことは、自分の力の過剰評価や向き合っているものに対しての過小評価。
そこは俯瞰と同時に内省もしたいですね。
⒉決断力
ポジティブな決断だけでなく、ネガティブな決断も必要。
僕が個人的に好きなキングダムのシーンの一つに、王翦将軍が「私は絶対に勝てる戦にしか興味がない。」と言って戦場から離脱するふりをするところ。
これはこの後のストーリーの伏線もあったのですが、こんなことを言える人もなかなかいないですね。
決断力はいろんな場面でいろんな意見が出てきます。
これも俯瞰して、全体見て、状況を判断した上での動きになるのだけど、内部の状況もどうだろう。
本当はどうしたいのかをどこまで共有しているだろうか。これができて初めて良い決断ができるのではないかと思っています。
⒊目的を明確にする
いろんな場面に出くわすと、目の前のことに必死になりすぎてしまうことがあります。
そこで忘れてはいけないのが、最初の目的。
そして、最終的な目的。
最終的な目的のために、今何をするべきかをもう一度見直す。
目的が明確であればあるほど、今何をしたら良いのかということがわかると思います。
もし、内部で目的を見失っている人がいるならば、組織としての目標をもう一度しっかり話し合う必要があると思っています。
これがしっかりできていれば力を発揮できる。
⒋まとめ
この本が出たのは2016年なので、少し前になりますが、いろんな登場人物が出てくるキングダムの中から、何を感じるか。好きな登場人物の言動はどうだったか。
漫画といえども、こういうところを考えながら読んでみると、こんなリーダーになりたい。と思えるキャラクターが登場するのかなと思っています。そのヒントのための本でした。いろんな場面の抜粋と分析で面白いまとめがされていたと感じています。