なかちゃんねる ~ひろさんの雑談~

本の紹介、仕事に役立つ技などなど

実力を10%上げれば優勝できる

補強しなくても、現有戦力の実力を10%上げれば優勝できる。

そして、うちにはエースはいない。

 

組織は正直それで十分。

ということをかつて落合博満さんは中日ドラゴンズ監督時代に体現した。

 

そもそも、多くの人はポテンシャルを認められてその組織に属しているという経緯を忘れてはいけないのではないかと思う。

ただ、力を発揮しきれていないだけ。

というよりも、組織で力を発揮する仕組みができていないのではないかと考えています。

 

異能と情熱の職員が仮にいたとする。

みんなはそれについていけない。

何でついていけないの?

その人が勝手にやっているから?

その人にしかできない?

でも、その異能と情熱の人は圧倒的な成果を出し続けている。

一方で、“普通“と思っている人の存在も大切です。というのも、異能と情熱の人がやらない普通の仕事をする事ができるから。

 

で、異能と情熱の人の仕事って、後任に引き継がれないと思い込んでいないだろうか。

これも、実力を10%上げる仕組みを組織的に作れば解決すると僕は考える。

その仕組みはものすごく当たり前過ぎて、「そんなのできて当たり前じゃん。」という反応があるかもしれないけれど、実際にできてないから困る人が多いのです。

その手順は、令和元年度に早稲田大学人材マネジメント部会(以下「部会」)に参加させてもらった時に最後に提出した共同論文に示した。

ダイアログを進めていくうちに、「職員一人ひとりが仕事を究める事により、組織とし

てのブランディングになるのでは」という仮説にたどり着いた。 その仮説の実現のためには、以下4点の実践が必要である。

・施策に関して自信をもって内外に説明できる

・引継ぎがスムーズで職員全体に前向きな雰囲気がある

・市役所職員が市民にとって身近なものとなる仕掛けが必要である

・自所属の業務全体はもちろん、できれば部内の業務概要、さらに一歩進んで経営層や管 理職でなくても市の施策全体の概要を把握できる状態を目指す

そのための実践する内容としては、

・課内業務研修で隣の席の人の仕事も理解する

・誰にでもわかるマニュアルづくり

・事業に関して動画作成をしてわかりやすい説明をする

・時には部内連絡会議に担当が出席する機会を作る

と考えた。

そんなの簡単じゃーん。当たり前じゃーん。

っていう声が聞こえてきそうだけど、組織としてそれができていないから、情熱と異能の人の仕事に対する理解や引き継ぎもできない実態があるのではないかと思う。

 

まず、自分の周りの半径5mから、ちょっとずつできたら良いなと思っている。ずっとそう思っているから、コソコソと実行しているつもりではある。

 

そして、自分自身でも自主トレはできる。

それは読書をしてみたり、ちょっとずつでも良いから時短技をマスターしてみること。

派手にしていなくても良い。ちょっとずつで良い。

そうして積み上げていった結果、現有戦力から10%底上げすれば必ず良い組織(チーム)ができると思う。

※何を持って10%を測るかというツッコミはやめてください。あくまで感覚・自覚です。

 

今回、そういうことを考えるきっかけになったのは、またまた福岡市の今村寛さんのnote記事。

そのnote記事はこちら。よろしければご覧ください。

note.com

 

 

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