ずっと気になっていた本の図解版がありましたので読んでみました。
PDCAの基本をもう一度と思ってみたのですが、期待通りの本でした。
P→Plan
D→Do
C→Check
A→Adjust
そう、最後はActionではなく、Adjust(調整)というのがポイントだと思います。
検証という雰囲気のActionでも良いのですが、調整することで、またサイクルを回す。
そのサイクルも、短ければ短いほど良い。
例えば決算ベースでの確認だと、これがまた年に1度とな理、なかなか途中経過が謎かつ、修正も難しい。
PDCAのサイクルは毎週とか、3日に一度とか、細切れで。
業務を細分化すればするほど、PDCAしやすいのではないだろうか。
さらにKPIという指標があるけれど、この本ではKDIの指標を大切にしている。
どれだけ実行できたか。
実行できなかった場合はその原因は何かの分析。
例えば、
・目標が適切だったか
・忙しかったか
・気持ちはどうだったか
・やり方に問題はなかったか
といったことを見極める。
さらに、Doを細分化して、ToDoに落とし込むと、どういった順番でやっていくかを考えるきっかけにもなる。
やっていく順番や優先順位が決まっていけば、どれくらいの期間でできるかもわかる。
こうした一つ一つの組み合わせで、計画をうまく実行していくのかなとも思うわけです。
進捗状況の確認は、コミュニケーションのチャンスでもあります。
もちろん、フェイストゥフェイスでやるとシンプルに進捗状況の確認だけでなく、気持ちの確認もできるので、なるべくならそうしたいものです。
しかし、忙しい現代社会で予定を合わせることが困難な場合も少なくありません。
チャットツールや共有する進捗チェックシートファイルやいろんな手段で確認はできます。
こまめなチェックは失敗を極力減らします。
そして、むしろ成功への近道でもあります。
シンプルなルール、ルーチン、そういったことを組み込みながら、上手くPDCAしていけると良いなと思いつつ、こう書きながらOODAの活用とどう併用していこうかを考えるのが楽しい。
状況により、PDCAでいい場合とOODAが適している場合とあるので、そこは見極め。
生活習慣の見直しにも効くと思います。
もちろん、仕事でも。
人生そのものも、PDCAでのチェックをしてみると良いかもしれません。なるべく短期スパンで。
付録で、いろんな帳票のダウンロードもできるので、面白い活用方法があったら試してみたいなとも思う。