伝える仕事をしていると、どうしたら相手に上手く伝わるのか、本当に悩みます。
ヒットしている作品は、ウケる文章とはどんなものなのか、ものすごく気になる。
そう思って、手に取った本はこのバズる文章教室でした。
まず、結論から言うと、いろんな有名な文章をとにかく抜粋しては、分析しています。
その文章一つ一つの面白いところは何か、それがその前後の文章にどう影響しているか。
起承転結の組み合わせの巧さや、まさかのオチへの誘い方。
作者自身が文芸オタクというだけあって、ものすごい分析力です。
今は、伝え方に関しては、”ペルソナ設定”というくらい、”設定したどこかの誰かに向けて”という考え方があるくらいですが、まさにそれをもっと前からやっていた人たちが、有名な作家として名を残しているのだなと感じさせられます。
仕事でどこまで使えるかわかりませんが、インフォメーションリリースをするよりも前に、その事業がどういう人を対象にしているかの設定から、面白いものにできると、リリースする時点で、もしかしたらヒットするかもしれません。
ただし、”バズる”というのは、変に炎上してもいけないと思う人も多いと思います。僕も変に炎上したくありません。
共感という面で、バズるような仕掛けができれば良いなと思う。
そういう意味では、タイプ別にいろんな分析をしている、今回の本はなかなか勉強になりました。