今回読んだのは、あの村上ファンドで知られる村上世彰さんが書いた本です。
内容は小学校高学年から中学生又は高校生向けに書いたと思われる感じで、表現も説明も優しい。
読み始めて初期の頃に出てきたワード、お金を「貯める」ことと「貯めこむ」ことについて、考えさせられました。
お金はしっかり回してこそ、効果が出るとよく言われますし、よく聞くのですが、貯めるためにはどう回していくのか考えさせられます。
正直、投資をすると言っても、なかなか怖くて、リスクを取ってまで大きな投資をする事は僕もできません。
初めは小さなことからちょっとずつが基本なんだけど、銀行にただ預けてるだけでは価値は上がらない。ものすごく金利も下がってるし。
じゃあ、分からないけど、株を買うにも下手に手を出したらどうなってしまうのか怖いと思う人も少なくはない。
村上さんの有名な話の一つで、ある時、親から今後のお小遣いを一括でもらって、そこから何とかするというエピソードの具体例が本の中にありました。
幼いながら四季報や日経新聞を読み、分析する。ちょっとしたトレーニングの積み重ねで、気づいた時には大きなものになる。
なんだか筋トレみたいだな、なんて思ったんだけど、実際に世の中の経済を動かす大きなファンドを作るまでに至ったんだからすごいです。
お金の教育に関しては、キャッシュレスが進む中、適切にどうやって使うかを、子どもに教えるようにしています。電車やバスに乗る時に、どうやってお金を払うか。どうしてこの料金なのか。どうしたらお金をもらうことができるのか。増やせたら良いよねとか。
普通に暮らしていると、お金のことで不安がたくさんです。家族ともよく話をして、お金のこと、貯め込まずに程よく使いながら、良いお付き合いをしていきたいなと思う。