なかちゃんねる ~ひろさんの雑談~

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仮説と思い込み

よく、仮説を立てて、現実とのギャップを洗い出して、ありたい姿をどうしたら実現できるのか考えて実践する。

なんて言いますが、この仮説って、設定を間違えるとものすごく変な方向に進んでしまいます。

その原因は、”思い込み”ではないだろうか。

特に何かに対して、強い思いがあると、その思い込みに陥りやすいと思います。

 

他にも自分一人で調べごとしていると、どうしても偏った意見に傾いてしまったりすることもあると思います。

というのも、今は本当に便利でネットでの検索で、膨大な情報を入手する事ができますが、どうしても一人で調べていると、自分自身にとって心地よいものしか見ない気がします。

 

やはり大切なのは、共通の課題に対して数人の人と対話をする事なのかなと感じさせられます。自分自身の考えや思いと異なる意見があっても、お互いが受け入れ合う。そうすることで、考えの掛け合わせがあって、新しい価値観が生まれる。

 

強いリーダーは自分の信念を貫くための行動をしていきますね。例えば経営理念であったり、選挙公約であったり。それはそれで全体の大きな方向性のためには大切なこと。

実態として、実働部隊が動くときは、そのリーダーが直接動くわけではないので、憶測で「あのリーダーはこんな事を言ってたけど、こんな感じだろう。」と進めるのも良くない。何人かでいろんな仮説を立てて、検証しながら、成果物を出す前に、検証過程のあらあらの形についてリーダーに確認する。

実はその時点で思ってたのと違うということになれば修正は可能だし、リーダーからも「本当はこういうことなんだよ。」って教えてもらえるかもしれない。忙しい人の場合だと、「◯◯に書いてあるから、しっかり確認するように。」とピシャリと言われることもあるかもしれない。

それでもその動きが、思い込みからの脱却の一歩ではないかとも思うわけです。

 

三人寄れば文殊の知恵とはよく言ったもので、3人って絶妙なバランスを作ってくれる。いろんな場合が想定されるので、リザーブ的な意味で4人でも良いのですが、2人で対話するよりも、3人か4人がちょうど良い。アイデア出しも意見が異なるのにまとめやすい。

5人以上になると、誰かがリーダー的な存在になって、その意見が強くなりがちだったりする。仲間集めしようと思うとある時、突然人がたくさん集まったりすることもある。そこまでいくと転換点になるのだけど、まずは少人数で動く。

 

ある課題について、「まだ自分一人しかいないよ。」と思っていても、なんらかの発信をすることで人は集まってきます。だから諦めないで。

 

思い込みから仮説へ。上手く立証できた時、その時はどんな気持ちになっているだろうか。