今回手に取った本は社会派ブロガーとして著名なちきりんさんの著作。
2021年11月出版で、今から5年ちょっと前になりますが、本質的には今も活用できる内容でした。
いつも忙しい人がいます。
手一杯で、疲労も溜まりがち。
睡眠時間を削ってでも何かをしている。
こういった人たちに共通していることは、
「◯◯しなければならない」「◯◯はこうであるべき」といった思考になっていて、思い込みで義務感に駆られているのではないかということ。
そんな時に一度しておきたい事は2つ。
・時間活用の棚卸し
・本当にやりたい事は何かの整理
1週間のライフログを一度とってみると、気づいたら時間が終わっていたというよりも、何かに追われていると言った事がわかるのかもしれないです。
その現状を知った上で、本当にやりたい事は何かを整理すると、現状とのギャップもわかる。
だからこそ、しっかり休んでその時に、こうした整理の時間にあてても良いのではないか。
公務員として働いていると、「義務的な仕事」は多く、仕事に追われがちと思う人も多いと思うのですが、この本を読んで大切というか、やっておきたい事があります。
それは、優先順位の設定ではないでしょうか。
日々緊急度の高いものから処理していく。
ある程度経験を積んでいればその判断も早くできると思うけど、経験が少ないうちはなかなか難しい。
日々のルーチンはどれくらいの所要時間なのか?
突発的事項はどう対応するか?
この2つの場合がほとんどではないかなと思う。
後者の突発的事項の対応は、1人で考えても時間の無駄です。
必ず上司と相談して、どんな割り振りになるかを一緒に考えたもらう。
巻き込み力も大切な経験ですね。
さらにこの2つの設定をどうしていくか。
・仕事のゴール設定
・やりたい事のスケジュールを先に決める
仕事のゴール設定は、いつまでにどうするかのゴールをまず決めて、遡る感じでいつまでに何ができているかを決めておく。これは1番最初の作業としたい。
やりたい事のスケジュールを先に決めるのは、◯月の連休に旅行に出かける!
と言った具合に「やれたらやる」という姿勢ではなく「やると決める」。
よく考えたら、僕が育休を取った時はそうだったかもしれない。
生まれる直前に「子どもが生後四ヶ月になる時期の9月から11月の3ヶ月間は育休をしよう。」と。
それは実現できた。それまでにやっておきたい事もなんとかできてたし。
やはり先にやりたい事の設定は大切で、かなり人生を豊かにするというか、それまでに集中もできるので生産性が上がる。
おっと、そういえばこの本は生産性を上げるためにはどうしたら良いのかという事についてたくさん紹介する本だったなあと思い出しました。
生産性への意識は立場や状況によって異なりますので何が1番大切なのか、自分でなければできないのかどうかの判断を、しっかりしていって心豊かな生活を送るようにしたい。そしたら仕事でもかなりのパフォーマンスが発揮できるのではないかと感じた。