まず、初めに。
挑戦する人の背中を見て、自分も挑戦したい!
それがこの本を読んでの感想。
ずいぶん前の本ですが、改めて読み返してみると気づきがたくさんあります。
⒈自分の持ってる力をフル稼働させる
人にはそれぞれいろんな経験があります。
過去の勉強、挫折、良かったこと、悪かったこと、恋愛、失恋、旅行、就職、転職。
こういうのをいかに気づいて活かすか。
改めて気付かされた本がこれ。
これまでの経験は決して無駄ではない。
スラムダンクで三井寿が「オレはなんてムダな時間を。。。」と後悔しているシーンがありますが、それに気づいた事が大きいのです。
ちなみにこの本の作者の高野さんはずっと公務員だったわけではない。
テレビのお仕事に始まり、日蓮宗の僧籍もあり、いろんなご縁があって40代で公務員に。
公務員になってから上司と衝突しながらも、それでも諦めずに物事に取り組む。
素晴らしい姿勢を貫いた結果、本のタイトルのような結果を出している。
⒉大切なことはやっぱり対話
人に動いてもらう。
ものを動かす。
こういったことは一人で考えてやろうとしてもどうにもなりません。
粘り強い交渉と、気持ちを乗せた言葉と行動、そして納得を得る、共感を得る。
こうした事がないと進みません。
「もしかしたらこれは良いかもしれない。」
そう思った時に、どう動くか。
独りよがりは決していけない。味方をたくさん作らないと。
こういう時に過去にある人脈や色んな伝手をフル活用してみる。
案外、「おぉ!久しぶりじゃないか!」というノリで協力してくれる人も多い。
お互い立場が違っていても、そこに共感やなんらかの面白いワクワクする要素があれば乗ってくれる人は多い。
3ブランディングについて
日本は何かと規制が多いので、多くの人が指示待ちになってたり、その規制の中で諦めながら生活している人も少なくはないと思う。※僕も何かと諦めてることは多い。
そんな中、全てのものがブランディングできるんじゃないかと思わさせられる。
地域の名前、関わった人の名前やチーム名、それが商品の元々持ってる魅力と掛け合わせる事で新しいブランドとして動き出せるんじゃないかなとも思うわけです。単純で地味なものでも、そのものへの想いは誰も中途半端に関わっているわけではない。気持ちや概念も掛け合わせる事でブランディングはより強く、そして伝わりやすいものに、さらに魅力的なものになるのではないかと思う。
最後に、スーパー公務員と聞くとその人自身が突飛な事をして付いていけないと思い込みをしてはいけない。かなり地味に地道な努力をなさっている方ばかり。加えて、その周りにいる仲間のサポートや組織の覚悟など様々なことの掛け合わせでこうした事業の成功があるのではないかと思う。
やっぱり挑戦する人の背中を見て、自分も新たに挑戦したいなと思う。