行動経済学の本をしばらく読み続けている中で今回であった本は、これ。
世界は感情で感情で動く。
タイトル見た時点で、皆さんも「そうだなよなぁ。」って思いませんでしたか?
この本は欧米系の作者によくある、事例をふんだんに用いて、イメージと理論をがっちゃんこさせるものですね。
⒈大まかな説明
・思った通り
・どっちを選ぶ?
・ギャンブラーの思考
・「秩序」や「構造」は頭の中にある
・3回同じ結果が続いたら偶然?
・目の前の一番良いものから見せる
・集団意思決定
・うちのチームは最強だ
・占いのこと
・あっちの人は凡人
・決断のタイミング
・今が居心地いい
箇条書きで気になったところを幾つかあげてみましたが、なんとなく生きてる部分があると何らかの思い込みにはまってしまう。思い込みは誰かとの対話である程度解消されるのだけど、根底からの部分は相当意識しないと解消されない。
⒉少年マンガでもよくあるシーン
まず、自分が一番。
少年マンガのバトルシーンでよくあるセリフが、
「あのような者、オレが一捻りだ。」
なんていうのをよく見ると思う。
なぜ、見た目でそれを判断できるのだろうか。
もしかしたらものすごく強いかもしれないのに。
確かに雰囲気から出ている何というかオーラというか何となく感じるものはあるのだろうけど、それが全てではない。
それに肩書きでもびびってしまう。
”海軍大将”
って聞くと、見た目が田中邦衛さんぽくても、ものすごく強そうだと感じてしまう。実際に強いのですが。。。
⒊脳のトラップを知っておきたい
予言の自己成就、確実性効果、あの記憶は実際には「なかった」、みんなが良いっていうから、高いワインが美味しいと思ってしまうハロー効果、あの人の「占い」はよく当たる。
こういったこと、誰にもあると思う。
判断で何かに頼る時はこうした背景がある事は多いと思う。
いろんな経験や周りの状況も見ながら判断するので、それも一理ある。
行動経済学の本を何冊か読んで思ったことは、本当に自分は何がしたいのか。本当に自分の周りとはどう関わり合いたいのか。家族とどう過ごしたいのか。所属する組織はどうなっていたいのか。そういった事をまず自分なりに整理して、軸を持って生活する事が大切なのではないかなと。
これまで読んだ他の行動経済学の本は以下のブログでも紹介しています。