公務員向けの本でファッションに関するものって今までなかったけれど、この本は10年先でも通用する本だと思う。
いきなり感想を述べてしまったけれど、読み終えた時に最初に沸いた感情です。
読んだ本の著者は元東京都職員で、今はイメージコンサルタントとして活躍されてる古橋香織さん。
正直、最初の30ページくらいまで首がもげそうになるくらい頷きしかなかった。もちろんそのページ以降もたくさんの頷きがあります。
そう、最近はだいぶ改善されたような気がするが、何だかくたびれた雰囲気の人が役所には多いと、ずっと思っていた。
なぜだろう。それは適当に服装を選んでる人が多いから。スーツはもちろんのこと、ネクタイやその他の小物もテキトーに選んでしまった結果そうなってるという事。
じゃあどうしたら良いのか、という事を体系的に教えてくれる本がこの『公務員男性の服』だと思う。
年齢や階層別、各部位別。それぞれどんな風であると良くなるか。そして、その効果を鋭く解説しています。
ちょうど読んでる時に、プロ野球日本ハムの新庄監督が清宮選手に言った言葉もグサリと刺さる。
「美意識の高さが精神的な強さにもつながってくる」
そう、それ。
良い服装や良い持ち物を持つと、なぜか座ってる時も背筋が伸びたり、所作全体も品が良くなったりするものです。
体型も崩れがちな中年以降も姿勢や所作でかなりカバーできる。
そこでさらにいろんな人への対応で印象が左右される。特に対面での対応が多い役所だからこそ、第一印象は大切。かなりの部分について服装をしっかりする事でフォロー。
僕も1つ自分の事で気づいた事がある。スーツを6年前に誂えたものだけだ。くたびれ感がでてもおかしくなく時期にきてる。そろそろ新しいのを作りに行こう。
なんとなくで毎日の服装を選んでしまっている人だけでなく、良い仕事したいなと思っている人全般にとって読んでおきたい本だと感じました。
ちょうどこの本を読み終わる前の私見を4日連続でブログにしていました。
あわせてご覧いただけたら嬉しいです。
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