行動経済学にハマっています。
気がついたらそうなっている事ってよくありますよね。
自分が意識しているか、相手が意識しているかで結果が分かれたり。
今回読んだ本は、ダン・アリエリー著の『予想どおりに不合理』
実はこの人の本、平成28年に腰の手術をする時に『ずる』という本を読んで「なるほどー」って感じることが多かったので、今回もかなり期待して読み始めました。
1社会規範と市場規範
無料の◯◯
というものが何かあって、普段なかなか手に入れたり見る事が貴重だったりするものがあると、長い行列になる事がありますね。
確かに無料は魅力的。
その無料をゲットするために、時間を惜しまない人も多い。
一方で、
「大安売り!」とか「大セール!」と言った見出しで1万円のものが20%値引きされて8千円だとしても長蛇の列というものは余程の希少性のあるものや生活に欠かせられないものでない限り、見かけることは少ないかな。
ラーメン半額!
これは魅力的。愛知県のソウルフードであるスガキヤラーメンさんである時そんなキャンペーンをやっていた事がある。
普段は300円のラーメンが150円。あの時はものすごい行列を見たなぁ。という記憶がある。
スガキヤといえば、スッと入ってズルズル食べて、サッと出るまでに15分から20分というイメージだが、あの時は30分以上並ん出たようだ。
他にも牛丼屋が100円とかやる日はものすごいことになる。
これは、食が人にとっては欠かせられないものだから。
好きな人とデートに出かけたとする。
好きな人と一緒に過ごせる時間は本当にかけがえのないものだし、それだけでものすごく満足する。
ところが途中で喫茶店で2千円、お買い物で2万円、お食事で1万円かかったことが財布を圧迫させたとして、それを相手に伝えちゃうと何だかもう、おしまいですね。
社会規範が市場規範に変わる瞬間。
⒉どの感情の時に判断するか
冷静な判断を。
とよく言いますが、なんだかんだで人は何らかの感情を持って行動しています。
これが大きい。
振り返ってみると、「なぜ俺はあんな無駄な時間を。。。」とスラムダンクの三井寿のようなセリフを言った経験、何度かあると思う。
人間だもの、好き嫌いはありますし、それによっていろんな判断をする事がある。
不公平を感じたときに、ものすごく反対の意思を表明することも当然あるし、レアケースのために制度そのものを大幅に見直しすることもよくある。
どう言った感情の時に考え、判断しているかは大きな影響を与えるなと感じる。
⒊誰だって手抜きしたい?
僕は手抜きとか、ショートカットとか、一髪ホームラン狙いとか大好きです。
誰かが見ていない時に、ずっと読書をしているかと思わせておいて、スマホで遊んでいることや、気づいたら漫画を読んでいることだってよくあります。
ショートカットもそうだ。テクニックとして学んで実践するのは良いけれど、闇雲に近道を探しても案外見つからないし、定石通りとか王道と言われる道が案外一番近道だったりする事が多いような気もしています。
しかし、みんな飛びつくんですよね。
「何もしないで◯円稼ぐ事ができます。」
「◯◯を当てる方法!」
「私をフォローすれば3000人に認知されます!」
「私のツイートにいいねをすると3000人に広まります。」
「私のツイートをリツイートするとさらにあなたのフォロワーさんにも認知されます。」
ちょっと待ってください。
簡単になっているようでそうでないじゃん。
⒋まとめ
気づいたらそうなっていた。
思った通りにそうなった。
そこはどう思うか。
いろんな感情がある中で、個人としてのブレない軸を持って、どうなりたいのかを描いて、そのために何をしたら良いのかということを日々振り返りながら過ごしていると、実は不合理な結果になりにくいのかな。
今回の本を読んで、どうしても中途半端な着地点になりがちと気づいたなら、最近の戒めを10個書き出してみますかね。もしかしたら解決の手段がわかるかもしれない。
今、このズボンを買うともう一本プレゼント。
あと200円の購入で送料無料です。
必要かどうかやっぱりその時の感情もありますね(笑)