いつもとは色合いの違う本を読んでみました。
バングラデシュで面白い素材を見つけて、起業する。
全力で生きている人の生き方とはどんな感じか、思考はどんな感じか。
ものすごく考えさせられた本です。
行き当たりばったりなようで、試行錯誤の繰り返しとチャレンジを続ける。
若いからできる?それどころか、若いから「君に何ができる?」と舐められる。
社会貢献だけで稼げる?ストーリーとしては悪くないが、それだけでは稼げない。
なぜそれをやりたい?自分がやらないといけない?他に同じものはない?
たくさんの問いを持って、たくさん自答する。調べる。行動する。
タイミング、好機は待ってくれない。先に投資する人がいたらそちらが優先になる。
(海外での)契約前の設計、必ずしも秘密を守ってくれる保証はない。
どこでやるか、いつやるか、何をやるか。それが本当に必要なのか。
もう一度問いかける。
最後はその人の気持ち。どこまでやりたいかという気持ち。
その気持ちを妥協なく形にしていくこと。それがさらに人の共感を呼ぶ形にしないと、全く形にならない。何もない状態でのブランディングとはものすごく難しいなと感じさせられた。
作者の山口さんがどれくらいの苦労をしたのか、何をどう考えたのかは、読んでみてほしい。
よく0→1と聞くけれど、これを本気で考えた時に、良いアイデアや正しい考え方だけではダメで、人が本当に必要なのかとか誰が言うのかとか、どういった手順で進めていくのかとか、ものすごく単純なようで難しいことが、この本を読んでよくわかった。