個の時代と、ここ3、4年言われているけれど、ほとんど多くの人は何らかの組織に所属して日々働いていると思う。
そんな人向けに組織というかもう少し小さい単位でチームとは何かを教えてくれているのが、今回読んだ本、THE TEAMでした。
ザ・チームを読んだ。
— 中村弘和@ひろ (@nakachannel104) October 16, 2021
またこの本に関してはブログで紹介します。
5つの法則、気になりますよね。ABCDEのキーワードがあるわけです。知ってて、実践できるとものすごく良いチームができる。 pic.twitter.com/rvfg5js21J
⒈5つの法則とは
A・・・Aim 目標設定
B・・・Boarding 人員設定
C・・・Comunication 意思疎通
D・・・Decision 意思決定
E・・・Engagement 共感創造
のこと。
これをいろんな事例を交えてわかりやすく説明してくれている。
例え話がスポーツに置き換えることがよくある中で、この本ではバレーボールにと喩えることが多く、バレーボール経験者なのかなとつい想像してしまいました。
この本の読み方は、正直言ってまずはじめにと目次をしっかり読むことをお勧めします。
というのも、ABCDEそれぞれどこから読んでも良い。
気になるところから読めば良いのだけれど、目次をしっかり読んで、どんな事例があるかを確認してから読むことで、今知っておきたいことを学ぶことができる。
⒉強いチームを作る
これは組織にいる人にとっては永遠の課題だと思う。
強力なトップダウンだけでもダメだし、下からのボトムアップをそのまま受け入れるだけでもダメ。
5つの法則を活用して上手く回す。これが大切なこと。
そのために必要なことは役割分担をもう一度見直すこと。
トップは全てを知ろうとするのではなく、組織としての未来展望を示す。
部局長は上と下を繋ぐことに留めるのではなく、優先度を定め資源分配する。
課長は実務に没入するのではなく、目標を定め適材適所を図る。
係長はスーパープレイヤーに徹するのではなく、メンバーのやる気を引き出す。
担当は目の前の実務だけの集中するのではなく、業務を完遂し仲間を助ける。
こうしたことも必要なのかなとも感じました。
こうした役割分担がはっきりと示されて、実戦に移されることで、個人の力も伸びる。
みんな一杯一杯かもしれないけれど、伸びる。
基礎力が10%でも上がればものすごい戦力アップで、大きなサービス展開にも繋がる。
もし人事異動で全く人が変わったとしても、良い引き継ぎやマニュアル作成もできる。
そしたらものすごく強い組織になれるのでは無いかと、この本を読んでますます感じました。
今からできることをやってみよう。
なお、この本を読んでて気づいたことがもう一つ。事例紹介が先回読んだ兵法三十六計に似てましたが、その違いはこの本は最近の出来事からの引用で、後者は歴史的事実からの引用です。