元マイクロソフト日本の社長だった成毛眞さんの本です。
未来を予測する。いろんな明るいことも厳しいこともありそうですが、今とは全く違う未来になっている事が予想されます。
サブタイトルにもありますが、知ってる人だけが悲劇を避けられる。とあります。
この本を読んでまず意識したいなと思ったことは”SDGs”
ホント、今からでも遅くないなと思う。
⒈明るい未来
技術はものすごく進歩していきます。
2021年時点でも、2001年と比較したら随分違う。
2001年当時は携帯電話も折りたたみ式のものが一部で始めていたけれど、ほとんどがストレート式のもの。
もちろん、webに繋がる携帯はかなり少なく、NTTドコモのimodeが始まったくらいじゃないかなと思い出してる。それから今を比べると、スマホからのネット接続はかなり便利になり、いつでもどこでもネットが繋がる。これだけでもすごいのだけど、5Gが発展して6G以降の技術になってくるのだろう。
想像してて面白いのは、同時通訳。
世界の人と、なんの障壁もなくお話ができる日が来るような気がします。
それからAI技術。
膨大な蓄積されたデータから最適解をかなりの短時間でかつ高確率で導き出せるようになってくるでしょう。僕らはそれを納得できる物を選んでいく。そのために僕らも物事に対する興味を失ってはいけないし、たくさん対話をして感性豊かである必要があるのではないだろうかと思う。
⒉暗い話
やはり何と言っても、環境が変わる。
温暖化が進むと本当にまずいことになる。
今までと同じように美味しいお米が食べられるか分からない。美味しいお肉が食べられるか分からない。昆虫食は普通になってくるかもしれない。
温暖化が進むと水面が上昇するため、例えばタイのバンコクは3分の2くらいが水没してしまうとのこと。
そこで前向きに「魚釣りのチャンスが増える」って思う人よりも、住む場所についてはかなり深刻になってくるかもしれない。
日本は人口減少が著しく、今アラフォーの人たちはちょうど60歳前後になるわけですけど、それより下の一番元気な時期の人たちにとってはかなり辛い状態になっている可能性がある。
働く方法について、考えさせられます。おそらく、技術でカバーできると思いますが、それを使いこなす知識と技能を持たないといけませんね。
いずれにせよ、学び続ける必要があります。
⒊水
水不足が深刻になってくるかもしれない。
現時点でも、干上がっている湖があるくらいだ。
SDGsに想いを馳せていると思い浮かぶのがアラル海。幼い頃、カスピ海に次ぐ広さの湖で知られていたけど、近年はかなり干上がってきてる。左が89年、右が14年。自然を大事にせんといかんなあって思わされる象徴の一つだと思う。そしてこれからは水が最重要なものになるんだろうなあ。みんなはどう思う? pic.twitter.com/OSUiUjcQQt
— ひろ@週末は釣りかキャンプ (@nakachannel104) August 31, 2021
SDGsと絡めて、真剣に一人一人が対応していく必要があるのではないかなと感じている。
明るい未来にするために、今からでも間に合うことはちょっとずつ、取り組んでいきたいなと思ったのが、この本を読んでの感想でした。