タイトルからして衝撃的なタイトルですね。
フィンランド。
何を思い浮かべますか?
ムーミン?サンタクロース?フィンエアー?
フィンエアー使えば、日本から一番近いヨーロッパの国と言っても過言ではないと思います。
さて、今回の本、なかなか働き方と言うか生き方について考えさせられました。
そもそも、日本と文化面で全然違うけれど、何がどう違うかといったことを考えさせられます。
⒈仕事の時間
そもそも一年は11ヶ月と言う考えで仕事をしているそうです。
と言うことで、中身を凝縮。
一人につき必ず1ヶ月の連続休暇を取るとの事だそうです。
1ヶ月休んでる間はどうするか。
周りの人が代わりに仕事をするか、代替の人がアピールするチャンスとのこと。
しかも大事なことは、休んでる間も仕事がストップしないように、常に仕事の内容をシェアしている。それを本で読んだ時に感じたのは、”一人一人の基礎力が高い”のかな。
日本の働き方では、多くの場合、属人的になりやすい。仕事の内容ややり方をシェアしていない場合が多いのかなとも感じている。※もちろん上手くできている所もありますが
そして、通常の時間も、午前8時くらいから仕事を始めて、日中はものすごい勢いで仕事をして16時か17時には帰るとのこと。
しかも途中コーヒータイムを設けて適度に休息も取っている。
実際にどのように仕事しているのかものすごく興味深い。
日本の場合はたくさんの仕事をたくさんの時間をかける事が美徳と今でも思っている人が多いというか、”ハイクオリティにできて当たり前”といった暗黙の了解というかプレッシャーがないですかね?
⒉そもそもの教育が
福祉国家と言われるだけあって、色々と手厚いらしい。
教育も大学までは無償。自分がやりたいことをしっかりと見つけてその方面に安心して進めることができるようです。
※推測ですが、財源はものすごい高い税率だと思いますが、開き直って中途半端な行政サービスにならないように予算配分しているのかな
自分のやりたいことがわからずに何となしに進学している人も中にはいるらしいけれど、多分比率的には日本より圧倒的に少ない。
やっぱり何をやりたいかということを小さいうちからいろんな経験や体験、本を読んだり、何か気づくきっかけを作らないといけないなと改めて感じました。
そもそも日本とフィンランドの共通点は第二次世界大戦の敗戦国ということ以外はなかなかありませんが、諸外国のやり方を見て聞いて「これは日本には合わない」という否定ありきではいけないよなぁと感じた所です。