タイトルがなかなか刺激的ですね。
どんな本だろうとドキドキしながら読み始めました。
副題が大事ですね。
職場の人間関係に悩むすべての人へ
コレです。
職場もそうだけど、社会全体に言えること。
それは人との関わり方。
みんな違ってみんな良い。
そうは思っていてもなかなか悩んでしまうことも多い。
⒈天才と秀才と凡人
天才はすごい人。
秀才は努力家。
凡人はその他の有象無象。
そんな風に今まではカテゴリ分けをしていたような気がします。
凡人って何だか役に立たないイメージでしたが、この本を読んでわかりました。
凡人は共感性を大事にしているから、いろんな人の橋渡しができる。
本の中では、
”共感の神”
と表現されていました。
神ですよ。神!
気持ちで動く人、いるじゃないですか。コレは好きか嫌いか。
その気持ち大事なんですけど、クリエイターが作ったものに対して橋渡しするのが共感。
そんな風にこの本を読んで感じました。
⒉SNSのいいね
本を読み進めているうちにSNSの事が頭に浮かびました。
本の内容は、「職場の人間関係に悩むすべての人へ」という内容なのに、よそごとを考えてしまういつもの悪い癖です。
Twitterなんかだとものすごく短文なのにいいねがものすごくついているツイートがある。
みんな共感してるんだよね。もちろん僕も。
そんなツイートをする人は天才なんだか秀才なんだか凡人なんだかは置いておいて、そこにはたくさんの共感があって、いろんな人の気持ちを橋渡ししてるんだよなぁ。見かけるたびに感じる。
⒊天才も秀才も凡人も
お互いを活かし合う事が大事で、いろんなフェーズ(時期)によって活躍できる人が違う。
創業期であれば天才の閃きは大事だし、安定期に入ると秀才の手堅さは大事。いずれの時期においても凡人の根回し力は大事。
20世紀も終わり頃の総理大臣候補に「凡人・軍人・変人」と呼ばれる三人がいた。
その時に総理大臣になった小渕恵三さんは凡人と呼ばれた人。何だか一つ一つのやることが、多くの人の共感を呼んだ記憶があります。天才的凡人だったんだよなぁと今思う。
自分がどの属性の人なのかをよく知ると、生きやすくなる。
そう思わされた本であった。