読書っていうのものは一人でするものだと思って、ひたすら本を読んでいるのですが、この度アクティブ・ブック・ダイアログ(以下「ABD])という手法に出会いました。
ずっと講師を務める松本市職員の田中さんからお誘いを受けていたのですが、開催時間が夜遅く(午後8時から10時まで)、なかなか踏ん切りがつかなかったわけですが、一念発起して参加してみました。
⒈何人かで一冊の本を
このABDというのは何人かで一冊の本を読みます。
それも小中学校の国語の授業のように順番に読んでいくのではなく、一人一人がページを割り当てられ、そのページを要約する。
要約を紙に書いたらみんなで共有する。
順番に発表していくので、一人で読むよりもいろんな視点での読み方があり、面白い。
ここで注意しておきたいのは、
・作者の言葉をそのまま使うということ
・絵にしないこと(文字のままで)
といったことである。
本来は一冊の本を解体してやるらしいですが、今回はオンラインでの実施であったため課題図書をそれぞれ読み解くことになりました。
⒉課題図書とゲスト
課題図書は佐久間智之さんの本。
僕も買ったあの本です。
誰ひとり取り残さない
— 中村弘和@ブラックな公務員 (@nakachannel104) March 3, 2021
住民に伝わる
自治体情報の届け方
佐久間智之さん@sakuma_tomoyuki の令和3年最新刊読了。
今までの情報発信の仕方、しっかり見直さないと結局誰にも伝わらないなんて事あると思います。自治体の出す発信はみんなの生活にも直結するから学んで伝えるために参考にしたい教科書。 pic.twitter.com/Cn8577MAEN
なお、この本についてのブログはこちら
そしてゲストは作者ご本人でした。
ほんの少しだけ僕とも雑談できたのですがそれだけでなく、この本の狙いを聞く事ができたのはものすごく貴重な機会。
⒊本を通じたダイアログ
一つの本を通じてダイアログ(対話)するというのは、フリーでダイアログするよりもその場が盛り上がりやすいですね。
みんな同じものを読んでも感想が違うし、要約する視点も違う。
持ってる疑問や作者に聞きたいことは大体同じでしたね。
今回体験してみて良かったなと思ったのは、また新たにダイアログのための手法を一つ知る事ができたということ。
これもいろんな場で使えそうです。
それから、この場を通じて知り合う事ができた人もいたので、すごく嬉しかった。
オンラインでも人に会うって良いね。