明智光秀は本当に謎が多い人物だ。
そのミステリアスさゆえに、どんな半生をドラマとして描くのか毎週ワクワクしていたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』も令和3年2月7日(日)に最終回を迎えた。
僕自身は家族のテレビみたいスケジュールの事情で少し早く始まるBS版を見ている。
ということで、当日は17時45分からテレビにかじりついた。
⒈何で信長を討つ気になったんだろうか
多くの人がそこのところを気にしていたと思います。
僕もその一人です。ドラマではどう描かれるか気にしていました。
最終回の前の話では伏線的な睨み合いもありましたね。
結局のところ、信長からの「足利義昭を討て」という命令が決定打だったんだろうかと思わされました。
いろんな回想をしている中での決断だったんだろうけど、その説もまぁ良いかなとも思っております。
ドラマの流れからすると、なんだかんだで光秀と足利義昭の関係はずっと良い感じだったという印象。
⒉信じていた人の裏切り
最終回では信じていた人の裏切りを2度見ることになりました。
一つ目は細川藤孝。
細川藤孝は光秀と親友とされていたし、息子の忠興の妻は光秀の娘。
ものすごく光秀と近しい間柄であったことには間違いない。
そんな藤孝が光秀の叛意をなぜか秀吉に密告。
何でこのタイミングでいきなり秀吉なんだろう。信長に「危ないっすよ。光秀くるかもしれないっすよ。」って手紙でもできたんじゃないかなとも思いましたが、密告の相手は秀吉でした。
これは漫画『信長を殺した男』でも描かれていましたが、秀吉が元々藤孝を籠絡していたことと、藤孝も今後を生き延びるための決断だったんだろうなと推測できます。
二つ目は明智光秀。
これは信長側からしたらですけどね。攻め込んできた軍勢が光秀と分かった時の目に浮かぶ涙。
今まで一緒に苦労を共にしてきた副社長がまさかの裏切りでいろんな思いが込み上げてきたんだろう。
思わず名セリフ
「是非に及ばず」
を僕も同じタイミングで言ってました。
その時の子どもの反応が
「あれ?父ちゃん何で知ってるの?一度見たの?」
なんていう感じでした。
⒊その後の光秀
大河ドラマでは本能寺の変がほぼラストシーンでしたね。
その後のことはちょっと悲惨なのでナレーションだけにしたのは良かったと思っています。
さらに、光秀が南光坊天海になった事も想像させる描かれ方も良いですね。
一説によると九州に亡命したという伝承もありますね。
いずれにせよ、その後の光秀の子孫は細川の流れでものすごい事になりましたね。
#麒麟がくる最終回
— 中村弘和@ブラックな公務員 (@nakachannel104) February 7, 2021
細川藤孝の裏切りについて、その経緯を端折ってたのは時間の都合で仕方ないか。
しかし何だかんだで光秀の子孫がのちに総理大臣にもなっちゃうんだからすげーよな。
そう、総理大臣にもなっちゃうんだから。
歴史ロマンの壮大さを感じる。
⒋まとめ
帰蝶の交代、新型コロナウイルス感染症の影響で中断、年を跨いでの放送。
波乱も色々ありましたがlなかなか面白いドラマでしたね。
歴史も事実も一つの真実だと思うのですが、見る人の角度によっていろんな見方があるよねって感じるドラマでもありました。