デールカーネギーさんの名著とされる『人を動かす』。
文庫版でありましたので買ってみました。
人が生きてく上で身につけるべき「人間関係の原則」を実例豊かに説き起こした不朽の名著。
と言うキャッチフレーズがありまして、ワクワクしながら読み進めましたので、早速ですが『人を動かす』の要約というか感想です。
⒈内容の構成は
・人を動かす三原則
・人に好かれる六原則
・人を説得する十二原則
・人を変える九原則
といった内容です。
この内容、東洋哲学の古典、『韓非子』や『論語』をよく読んだ人には、ピンとくるかもしれません。
既に2200年以上前に中国で書かれていた本と重複する内容と感じる人もいると思います。
韓非子については、過去に紹介させていただきました。
韓非子と違い、カーネギーさんは”○○すると良いよ”って教えてくれています。
ここがポイント。
カーネギーさんは優しいです。
⒉実践に向いてる
○○すると良いよ。
と教えてくれるので、それを実践するだけ。
実例も、著作当時の事例だから、大体100年くらい前の出来事で想像しやすい。
現代のビジネス書関連は、この本を基に事例を現代版に変えて出しているんじゃないかなって思わせるくらいです。
一つの内容につき、事例が2、3入っている場合があり、テンポも早いのでいつの間に違う事例の話になっていたのか気づきにくい時もありますが、その章の最後の3、4行をしっかり読めば分かります。
端折ってしまう人は、最後の3、4行だけ読んでしまうかもしれませんが、それはそれで網羅できるのも、ポイント。
サスペンスドラマの最後の20分くらいの崖の上のシーンみたいな感じです。
⒊まとめ
初めてこういった本を読む人にとっては、良い本かもしれません。
過去に似た本(特に古典)を読んだ人にとっては、おさらいになるのではないでしょうか。
僕の感想としては、
デールカーネギーの『人を動かす』読了。
— ひろ@超朝活屋【中村弘和】 (@nakachannel104) July 26, 2020
もし、貴方が論語と韓非子を既に読んだ人なら、この本は読まなくてイイです。
シンプルに要約すると、角を立てないやり方で取り組めば、一人ではできないことも成し遂げる事が出来るよ。
っていうことです。
シンプルすぎ?
140文字以内だと、(文字数)
これくらいシンプルな感じです。
年齢問わず、一度は読んでおくと良い本だと思います。