元三芳町職員の佐久間智之さんの本、読みました。
まず、タイトルで”公務員のための”とありますが、公務員でなくてもこれから広報物を作る人やプレゼンをする人、さらに見やすい何かを作りたい人にとって、とても役立つ本である事を先に申し上げております。
それから、ネタバレしないように、この本の概要紹介しますね。
⒈伝えたいことの本質は何か
佐久間さんのこれまでの著書を読んでいくと、こう言ったデザイン系の本が多いのですが、本当に相手に伝えたい事はなんだろう。って考えさせられます。
いろんな関係者に気を使いすぎた内容になると、本当に感じ取ってもらいたい人たちに伝わらなかったりする。
そして、一枚で詳細まで伝えようとした結果、何かごちゃごちゃしてるだけのつまらない資料になってしまう。
そんなことが往々にしてあるのだけど、この本ではいかにスッキリと見せて、シンプルに伝える方法は何かという事が書かれています。
⒉Officeのソフトで充分
イラストレーターやフォトショップその他デザインのためのソフトウェアはたくさんあるのだけど、まずその手のことはプロにお願いするとして、自力で何かやろうとした時はOfficeのワードやエクセルやパワーポイントで充分いけるなと、この本を読むと感じさせられます。
ここでポイントになってくるのは、
・フォントの使い方
・用途によって使うソフトを選ぶ
・色の使い方
・余白の使い方
・パソコン操作の基礎(使いやすいショートカットキー活用)
・フリー素材
・構成の仕方
なんですが、簡単に説明が書いてあり、わかりやすい。
あ、そうかと思ったことは”鉄板のバランス”。
黄金比とか、L字とかそういうの全く意識してこなかったけれど、確かにこういうの知ってたら見やすいし、伝わりやすい。
⒊基礎を知る
最近はスマホでなんでもできてしまうので、パソコンを触る機会と言ったら仕事の時くらいではないでしょうか。
基礎操作編の解説、めっちゃ優しいです。
これ、パソコン教室行かなくても良い内容です。
やはり見せ方に特化していますが、フォントの使い方やグラフの作り方や文章の揃え方など、すぐに使える技がしっかり解説されています。
僕もフリーフォントは大好きでいろいろとインストールしていますが、これも使い方次第でものすごく印象が変わるんだなと感じているところです。
⒋そして実践へ
新型コロナの影響で外出しなくても手続きができるようにしていく必要が増えてきました。
そうした中で、役所でもオンラインでの申請でなくても郵送で受付ができるように、ホームページに様式を載せる事も増えてきているのではないかと思います。
そんな時に、申請書の様式も見やすいようにしていく必要がありますね。
僕もやる時は、この本の内容を大いに参考にさせてもらって、やってみようと思います。
それから改めて感じた、ユニバーサルデザインの重要性。
ピクトグラムの活用。
看板作ることがあったら、こういう知識も基礎として知っておいたら、より見やすく良い仕事ができるのではないかと感じている。
まず学んだことを、ちょっとずつ挑戦していこう。
つづく