かなり前の小説になるんだけど、村上海賊の娘をこのほど読了しました。
キッカケは近所のお寺で和尚さんが、
「良かったら読みなよ」
と譲ってくれたからです。
⒈まず感想
『村上海賊の娘』読了。
— ひ҉ろ 【中村弘和】҉🔥伝説の朝活屋 (@nakachannel104) December 14, 2019
戦闘シーンの多い小説だったので、想像しやすかった〜✨
シンプルにこれ。
実は文庫本で4冊もある大作なんだけど、戦いのシーンが多く、その時の心理状態や周りの光景など描写が細かいものの、想像しやすく読んでて楽しかったというのが、一番の感想。
⒉立ち位置を感じる
織田信長や明智光秀を主人公とした小説や漫画だと、大阪本願寺との戦いは信長たちが正義として描かれているんだけど、今回は違う。
本願寺を助けようとする毛利の立場。
お互いに正義があって、お互いの思いをぶつけ合うんだよね。
今だったら力業でこんなことしないけれど、お互いの思いをしっかりぶつける事は大事だよね。
⒊進化する状況
村上海賊衆の秘技中の秘技とする焙烙玉。
いわゆる投げつけ爆弾なんだけど、それに翻弄される織田方の海賊衆。
従来の船での戦い方ではだめなんです。
船もどんどん破壊される。
話のメインは木津口の戦いなんだけど、この話で毛利が大勝する事で、織田勢は大きな動きをすることになるんだよね。
鉄甲船の建造
小説はそこまでいかないのだけど、そのきっかけを与えた出来事を詳細に描いていました。
⒋まとめ
今回、長編だった上に、他の読書や自らの課題が多く、読み切るのに4ヶ月を要しました。
1ヶ月に1冊のペース。
それでもちゃんと読み切ることで思いもよらない展開に出会えたり、頭の中で色んな想像ができるので、小説は良いね。
この話から、色んな状況の変化にうまく対応するには、下準備だけでなく、前向きに物事をとらえる必要があるんだなと、時代が・歴史が教えてくれたような気がします。
つづく