先日、蒲郡で開催された財政出張出前講座with SIMふくおか2030の講師を勤めてくださった福岡市職員の今村寛さんの本。
なかなかアマゾンや楽天ブックスで購入できませんでしたが、御本人から購入できたことは先のブログに書いたところです。
病院が混みすぎてて、待ってる間に読み切ってしまいました。
福岡市の今村さんの書いた本、お医者さんの待ち時間で読み切った!
— 中村弘和@2児の早起き父ちゃん (@nakachannel104) 2019年1月26日
もう2時間も待ってる。
その間に読もうと思って持参したのは大正解。
本に書き込みしながらじっくり。
想像できるいろんな状況をメモしながら自分なりに咀嚼✌️#読書#今村寛#財政健全化
さて、本を読んでの感想です。
仕事も日常生活も、収入あっての支出!
老人ホーム時代の経営会議
僕は一昔前、ある老人ホームに勤めていました。
まだ25歳頃の話ですけど、当時は理事長から経理についてめっちゃ鍛えてもらいました。
毎月一回ある、経営会議も若造なのに経理担当として報告するため出席し、各施設長等へ報告。
当時、僕から報告することは3点。
・当月の収入
・前月比
・その要因
そう、財布にいくらあるか、それ以上は使えないよ。そういうことなんだよね。
家計のやりくり、お小遣いのやりくりも一緒。
それを一番最初に思い浮かべました。
一般財源と特定財源
一般財源は自由に使い方を決められる。
特定財源は使途が決められている。
じゃあ、一般財源から自由に使えるかどうかというと、次のハードル。
それは、
”義務的経費”
自治体で言えば扶助費などの社会保障費や公債費(いわゆる借金返済)、人件費。
長期的に使うものは借金をして、その世代だけでなく将来使う人にも負担をしてもらうという意味合いだそうです。
これと、人件費はある程度固定なのですが、高齢化に伴って増大するのが社会保障費。
これを減らすわけにはいきません。
そこから、何らかの工夫が必要なわけ。
家計でも一緒だと思う。住宅ローンと食費は決まっている。学費(幼稚園や保育園の月謝)も決まっている。これから子どもが大きくなっていけば習い事やその他諸々必要経費が出てくると聞きます。
そうなると何らかの工夫が必要になってくるのは自治体の台所事情と一緒。
長期計画
自治体には総合計画というものがある。
この10年どうやってまちづくりするか。
行き当たりばったりはダメですよ。
というやつ。
現状を踏まえて未来をどう描くか。そのためにはどんな工夫が必要か。社会情勢はどうなるのか。
前向きな予測、後ろ向きな予測、いろいろ加味して考える。
そうすると新しく必要な事が登場するわけだ。
じゃあ、追加追加でやってたらお金はいくらあっても足りない。
ここで活きてくるのが総合計画(マスタープランともいう)。
”これは何年から何年までやりますよ。”と予め決めておく。
そうすれば次のステップに進めるわけだ。
やめるのも納得いく理由が必要ではあるので、代案を考える必要があります。
家計も一緒。
20年位の長期計画立てて、毎年進捗状況確認して3,4年ごとに修正していく。
そうしたらお金に困らないはずだと信じています。
この本を読んで僕がこれから実践しようと思うこと
明るい未来のために考えて走る。
オシム監督みたいなこといっちゃいますが、そういう事だというのが、僕の結論。
今村さんのような自信を持ってお話できる人は正直なところめっちゃ尊敬するし、僕も一歩でも近づけるよう頑張る。
with笑顔